Pro Tools 講座 - はじめよう 第3回 - iLok

AVID Pro Tools 講座 - 「はじめに」編 第3回
本日の講座テーマ:Download & Install
講座作成日:2024年03月20日
講座作成に使用したコンピュータ環境
Apple MAC Studio M1 Max, 32GB (2022)
13.6.4 Ventura
Pro Tools Ultimate 2024.03
Mac OSは英語に設定されています。Pro Toolsも英語で進めます。
iLOK(アイロック)
本日のテーマは、Pro Toolsを使用するために必須でインストールし管理しなければならないiLOKです。

iLokはオーディオソフトウェア保護のためのシステムの一つで、ソフトウェアライセンス管理のために使用されます。Pace Anti-Piracyによって開発されており、ソフトウェアの使用権をデジタル方式で管理し、ユーザーが購入したソフトウェアを保護するために物理的なUSBドングルまたはソフトウェアベースのライセンスとして動作します。
最もセキュリティの高いソフトウェア保護ツールであるiLOKは、Pro Toolsやその他多数のプラグイン、プログラムを保護するために広く使われています。
iLOKは今もクラックが不可能とされています。実は初期の頃はiLOKがUSBキーのみをサポートしていたため、必ず実物のUSBが必要でしたが、ハードウェア認証やiLOK CLOUDが登場してからは、最近では抵抗なく多くの人に使われています。

現在、iLOKは実物のUSBキーなしで使用することができ、公式サイトで会員登録、ダウンロードが可能です。
USBキーなしでは、iLOK Hardware、CLOUDの2つの方式で認証することができます。
iLOK インターフェース

iLOKをインストールするとこのような画面が表示されます。まだログイン前の段階なのでログインを促すメッセージが表示され、ハードウェア認証用のコンピュータの絵、現在接続されているiLOK USBキー、そしてCLOUDの3つが表示されています。
横にはServerというものもありますが、インターネットを通じて共有することもできます。ただし、ある程度の規模の会社でなければほとんど使う機会はないと思いますので、無視して構いません。

ログインすると、すべての画面が表示されます。
iLOKのIDと、下に青くアクティブになったCLOUD、Hardware、そしてUSBキーが表示されています。
USBキーを3つ使用しているため、3つが表示されており、実際に使用しているキーにはZDTを設定した状態です。これについては後ほど説明します。
上部を見るとライセンスの状態に応じて4つの項目に分類されます。
すべて / 使用可能なライセンス / 使用中のライセンス / 使用不可のライセンス / 非表示
使用可能なライセンスとは、iLOKに登録されているがまだアクティベートされていないライセンスを指します。
使用不可のライセンスとは、すでに登録されているものではなく、サブスクリプションのキャンセルやデモ版などで完全に使用できなくなったライセンスが表示されます。
非表示は、使用しておらず表示させたくないものを隠しておく場所です。
では、どのように構成されているか詳しく見てみましょう。

現在、互換性の問題で使用していないライセンスです。(使っていないのにお金を払ってアップデートするのがもったいない)
左側を見ると絵が4つありますが、その製品で使用可能なiLOKの種類を示しています。
順番にiLOK USB 第3世代 / iLOK USB 第2世代(旧型)/ ハードウェア / CLOUDです。
これは非常に重要なポイントで、一部の製品は必ず「USB」キーを要求するものがあります。

以前デモとして使用していたMassenburg EQのライセンスですが、ご覧のとおり実物のUSBキーがなければ使用できません。そのため、iLOKを使用するソフトウェアを購入する際は必ず事前に確認するようにしてください。(最近はおおむねハードウェアまではサポートしてくれるようになっています)
左側の絵を超えて
製品名 / 会社 / 種類(商品、サブスクリプション)/ 期間 / ライセンスの種類 / 認証状態
このように記載されています。iLOKに入っているライセンスは必ずActivateしなければ、プラグインの使用に問題が生じます。

正常にアクティベートされた状態で製品をダブルクリックすると、このように詳細な画面を確認することができます。
iLOK ZDT、Zero Down Timeとは?

もしスタジオでiLOKを使用中に故障したら?持ち歩いている間に紛失したら?
想像するだけで、スタジオの業務に計り知れないほど大きな問題が発生するでしょう。
そんな時に使えるのがZero Downtimeです。iLOKが破損または紛失した際に、すぐに使用できるよう一時ライセンスを発行してくれます。つまり、スタジオの運営に支障なくライセンスを使い続けることができます。
実際にiLOKを紛失または失くした場合、多くの手順を経なければ復旧できません。数日かかることもあり、海外のメーカーにも連絡を取る必要があるなど、非常に複雑です。
こちらがAVID製品のライセンスを復旧する過程ですが、保有しているすべてのiLOKプラグインについて直接すべての手順を踏む必要があります。
もしiLOKに入っていたプラグインのメーカーが100社であれば、100社すべてに直接連絡しなければなりません。
スタジオに所属していたり、多くの作業をこなす重要なポジションにいる方は、ぜひZDTのサブスクリプションをお勧めします。(それほど高くはありません)
おわりに
いよいよ次回から本格的なPro Toolsの画面を見ながら講座を進めていきます。
ありがとうございました。