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Universal Audioの新マイク - BOCK 187 レビュー

Universal Audioの新マイク - BOCK 187 レビュー

Universal Audioの新しいマイク - BOCK 187 レビュー

こんにちは、Muziumです。

今回の投稿は、Universal Audioの新しいマイクシリーズ、Bock 187についてのレビューです。

本レビューで使用したBock 187マイクは、ギアラウンジのBock 187体験団を通じて製品をお借りしました。一週間後に製品は返却しました。

「レビュー作成後に一定の特典を受け取れる可能性がありますが、レビューの内容については一切のガイドや指示を受けておらず、純粋に私たちだけの意見であることをお知らせします。」

Universal Audioの新しいマイクラインナップ Bock 187

もともとUniversal Audio(以下UA)は、初期のアナログレコーディングコンソールとアウトボードから始まり、現在はUADシリーズとプラグイン、オーディオインターフェースを主力製品として展開しているアメリカのメーカーです。

創立者のBill Putnamは非常に有名なエンジニアです。現在の音響機器の原型を作り上げた人物だと思っていただければ良いでしょう。

このようなインターフェースと..

このようなDSPが主力商品でした。

こうしたインターフェースとDSP以外にも、ギター関連製品がいくつかあります。しかしある時期からUAはマイクから低価格帯のオーディオインターフェースまで販売し始めました。おそらく時代が進むにつれてコンピュータのスペックが向上し、DSP製品の売上が以前ほど伸びなくなったことがその理由ではないかと思います。

UAはまず、Voltという低価格帯のオーディオインターフェースとともに低価格帯のペンシルマイク、ダイナミックマイク(SM7Bスタイル)を販売した後、2つのマイクメーカーを買収します。

そして、自社のプラグインとインターフェースをうまく活用してマイクを販売していたTownsend Labsを買収してL22マイクを2種類に分けて販売し始め、Bock Audioを買収して上位機種のマイクを販売し始めます。

現在販売されているBock 187、251、167はすべてBock Audioが販売していた製品をUA側が改良して発売したものだそうです。

その中で本日のレビューは、UADマイクシリーズの中のBock 187です。

U87の再解釈?復刻?Bock 187

この画像はU87iですが、U87シリーズはどれも見た目がほぼ同じです。

製品名からもわかるように、David Bockというエンジニアがデザインし、NeumannのU87を模して作られた復刻製品です。

David Bockは、有名スタジオのOcean Way Studio、Soundeluxでの勤務経験を持つエンジニアで、Soundeluxでは自身の名前を冠したマイクを発売したこともあります。

価格帯と製作者のネームバリューで比較すると競合製品となりそうなPeluso P87

本日の主役 Bock 187

Bock 187はPeluso P87とともに、U87復刻製品の中では比較的高価格帯に属する復刻系マイクと言えます。

他の復刻製品が「手頃な価格で使えるU87」という印象であったとすれば、Peluso P87とBock 187は「往年のU87を復元しよう」という意図がより強く感じられます。

それでは製品を確認してみましょう。

製品受け取りと開封

配送自体はかなり大きく見えますが、実際には中身はシンプルでした。

シンプルに梱包されたBock 187と、一緒にレビューしてほしいということでいただいたVovoxケーブルが入っています。

ケーブルについては残念ながら使用しませんでした。私たちが持っているケーブルよりも価格が高く、ペアではないため、同時にマイクを繋いでテストするには無理がありました。

リテールボックスはすっきりとシンプルですね。

シンプルなマニュアル類があり、自社のオーディオインターフェースの利点を活かしてマイクに合ったインターフェースプリセットがあるとのことです。こういった点は良いですね。

ウッドケースのボタンが少し変わっています。慣れないですね..

また、製品を受け取ってから気になった点がいくつかあります。

Bock 187にはショックマウントが付属しません。一般的にU87復刻製品や関連製品を見てみると、フライトケースにショックマウントが標準で付属する場合がほとんどなのですが。

それでもショックマウントやケースが含まれていたら、現在の販売価格よりも少し高く、最低でも250〜300万ウォン程度になっていたのではないかと思います。

まあ、それなりの販売戦略と言えば戦略かもしれませんね。

このようなアダプターのみが入っています。残念ながらU87AIとの互換性はありません。

製品写真です。付属品がほとんどないので撮るものもないですね。

特徴としては、Fatモードと呼ばれる低域をブーストできる機能があります。それ以外にも一般的なPAD機能とローカットフィルターがあります。

ただし、スイッチのサイズがかなり小さいため、手で調整するのが難しいです。

内部回路です。U87以降、思ったより充実した回路のようです。もちろん回路がマイクの品質やクオリティを直接示すわけではないし、専門家でもないのでこれが良い悪いとは言えませんが、見た目は非常に良いです。

内部回路を見ると、アウトプットトランスフォーマーがかなり大きいです。トランスフォーマーのメーカーは見えませんが、Cinemag製だそうです。実際にCinemagのサイトを見ていると、Bockマイクが登場します。

トランスフォーマーのサイズに感銘を受けて、他の製品たちも服を脱がせてみました。

マイクに搭載されるアウトプットトランスフォーマーのサイズとしては「これは何だ?」と思うほど大きいです。U87AIのトランスフォーマー4〜6個分、WA87のトランスフォーマーに至っては誇張して10個分にもなりそうなサイズです。

同じ理由で、トランスフォーマーのサイズが品質やコストに影響するかどうかについては、私が専門家ではないのでお答えするのが難しいですが、見た目としてはより信頼感が増して良さそうに見える効果があるようです。

所有している他の製品と並べて撮影しました。マイクのサイズは小さくも大きくもない、よくあるサイズです。

Vintage U87の再解釈

Bock 187は正確に言うと、現在のU87 AIではなく、過去のVintage U87をベースに作られた製品です。そのため、ヴィンテージU87とスペックがおおむね近いです。

(正確には感度と周波数範囲、インピーダンス程度で、実はヴィンテージU87とBock 187のスペック全体が完全に公開された資料はないようです)

参考として、現在のU87 AIと過去のU87は上記のような違いがあり、両製品を使ってきた多くの人たちが言うように、AIバージョンの方が高音域でやや鋭い印象があるとのことです。

Bock 187マイクを実際に使う

マイクのデモはU87AIとの比較という形で進めました。

前述のとおり、Bock 187マイクのデモにあたってVovox製の高級ケーブルも一緒にいただきましたが、私たちが持っているすべてのケーブル(XLRケーブル、パッチベイなど)がほとんどBeldenであること、またU87と同時に比較できないため、Vovoxケーブルは別途使用しませんでした。

U87AI - SSL Nucleus Mic Pre - Protools Carbon AD

Bock 187 - SSL Nucleus Mic Pre - Protools Carbon AD

デモ期間中に進めた業務の一部を2本のマイクで収録しました。レコーディングチェーンは以下の通りです。(マイクプリは同一のゲイン値を適用、数値自体は人によって異なります)

画像のようにできるだけ近づけて録音しましたが、実際には楽譜やスクリプトを見ながらのため、U87がセンターに位置するとどうしても187が少し左側になってしまいました。そのため、人によって感度差による補正が異なります。

デジタル上でマイク間の感度差のみを補正しました。別途ミックスの工程を経てから公開しようとも考えましたが、そうなると客観性が大きく損なわれると思ったため、感度差のみを補正し、Reverbと全体的にLimiterだけをかけました。

長いサンプルをお届けしたいのですが、すべてが比較のために録音したわけではないため、残念ながらこの程度でご体験いただければと思います。

1 - 中年男性(国楽、クロスオーバー)(Normal Mode)

国楽と現代音楽のクロスオーバージャンルとお考えいただければと思います。中年男性の作曲家の先生が直接歌われており、リリースもこのような形で行っています。

2 - 女の子(童謡)(Normal Mode)

童謡の録音に数多く参加しており、ミュージカルの主演も務め、合唱団でも精力的に歌っている女の子です。

3 - 成人女性(童謡)(Normal Mode)

同じく童謡の録音に多数ご参加いただいている女性の方です。

4 - 一般男性(オーディオブック)(Normal Mode)

プロの声優やナレーターではなく、ボランティアによる視覚障害者向けオーディオブックの録音です。

5 - 成人男性(童謡、ガイド)

上記の童謡を制作されている作曲家の方のガイドです。歌手ではないため..あくまでご参考程度に...

U87の復刻、そして好み

まず私はまだ20代ということもあり、Vintage U87を使ったことがありません。そのため、過去のU87がどんな感じなのかは文章でしか見てきませんでした。(ネット上の比較動画程度ですが..)そのため、Bock 187が本当に完璧な復刻品だ..とは言い切ることができません。

一般的にVintage U87は現代のU87AIよりも温かみのあるサウンドを出すと言われていますが、もしかするとBock 187とU87AIの差もそれくらいのものかもしれません。

まずU87AIと比較すると、高音域での差が感じられ、全体的なボディでも若干の違いがあります。実際の声とその後のミックス工程を経ればどうなるかわかりませんが、私たちが録音したものの中にもU87AIのサウンドが良いものもあれば、Bock 187のサウンドが良いものもあります。それも微妙なレベルではありますが..

しかし、その差が極端だったり、誰が聴いても違いがわかるほどではないと思います。皆さんご存知ですよね?音響の専門家たちが何度A/Bテストをしても、ほとんどの一般の方には興味がなく、違いを感じないということを..

Fat Modeを直接比較するためにA/Bテストを行ってデータを作ることはしませんでしたが、録音中に一度切り替えて聴いてみたところ、満足のいく結果でした。

結論として私の意見を申し上げると、U87AIと十分に比較できる非常に高品質なマイクだと言いたいです。

全体的にU87AI特有の高音域のブーストが少し抑えられた印象を受けます。所有しているWA87以外にも様々な87製品を体験してきましたが、その中で最もU87に近いサウンドを出してくれるのではないかと思います。

(もちろん私がU87を使ったわけではないため、レビューで聴いてきたU87と現在のU87AIを基準にしています)

持っていれば全く損をする理由がなく、価格も手頃なため、個人での作業者、プロジェクトスタジオなどのメインマイクとして十分に使う価値のあるマイクです。「レビュー作成後に一定の特典を受け取れる可能性がありますが、レビューの内容については一切のガイドや指示を受けておらず、純粋に私たちだけの意見であることをお知らせします。」


現在UAはBock Audioをそのまま買収したため、Bock 187だけでなくBock 167、Bock 251モデルも発売されています。

でもなぜ187だけショックマウントがないんでしょうか..

いずれにせよ、国内では251は現在発売予定です。残りの2つのモデルが発売されており、ギアラウンジでご購入いただけます。

ありがとうございました。